やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

大仏開眼

平城京遷都1300年に合わせて制作された、NHK総合「大仏開眼」を二週にわたって見ていました。
個人的には、なかなかドラマにされにくかった吉備真備の話が見れたのでとても楽しかったです。
まあ、史実の年齢とドラマでの姿が合っていないなど、細かいツッコミはいくらでも出来るのですが、私は、歴史の本質を伝えることが出来れば、必ずしも歴史ドラマは史実通りである必要は無いと思っていますので、このような演出もありだろうとは思いました。

橘諸兄や玄昉と権力の中枢にいたためか、よく色眼鏡で見られる傾向がある吉備真備ですが、当時は生死を賭ける必要があった遣唐使に二度も随行し、生きて帰ってきた事。そして、門閥によらずに右大臣という三大臣の一角にまで上り詰めた事などを考えても、彼が非凡の人物であったことがよく分かると思います。
そして、藤原仲麻呂についても、権勢家としての人物像以外の描かれ方がなされていて、とても好感が持てました。特に藤原家については、幕末の関白制度の廃止まで千年以上も朝廷の中枢で絶大な力を保持していたせいか、とかく悪い方向で描かれやすいのですが、今回は旧来の豪族と対立する新興豪族としての描かれ方がなされていました。
なかなかドラマなどでは描かれにくい時代の話でしたが、とても面白かったです。