やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

零八憲章〜中華連邦共和国憲法要綱

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今回、劉暁波リュウ・シャオボー)氏がノーベル平和賞を受賞し、中国人初のノーベル賞受賞者となりましたが、その受賞理由の一因ともなった零八憲章の邦訳版がネットで公開されていたので読んでみました。
権力の分立、人権の保障、そして自由権の保障など、我が国の憲法でも条文化されている事柄が数多く列挙されています。
裏を返せば、民主国家としては当然保障されるべきこれらの権利が保障されていないという中国の現実の裏返しでもあろうかと思います。

個人であれ政党であれ、独裁が否定されるべき理由は、政治権力の暴走に歯止めがかからなくなることと政治権力自身が腐敗していくことにあると思います。前者は、権力者の自制に頼らざるを得ない脆弱さが根本にあるのでしょうし、後者は、権力そのものの維持が政治目的化する惰性への誘惑があると思われます。
そして、その独裁権力と軍事力とが結合した際の悪夢は、これまでの歴史においても数多く繰り返されてきました。
個人的な意見ですが、現在の中国軍の軍備増強は、国外に対する威嚇もあるのかもしれませんが、国内に対する統制も目的にしているのではないかとも感じます。

おそらく中国は、今、周囲が考えている以上に重大な岐路に立たされているのではないでしょうか。
確かに、経済成長が著しく、我が国よりも勢いがあるように見えますが、我が国以上に深刻なスピードで進む高齢化と少子化や、続発する少数民族の反体制運動などの問題を抱えているのも事実です。これからも、憲章に書かれているような権威主義的な統治や軍事力の使用によって強権的に解決していこうとするのでしょうか?
おそらくは、やがては国際社会の風当たりも厳しくなるのではないでしょうか?
もう少し、ソフトランディング出来れば良いと思うんですけどね。