やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

少し後に書き込むつもりが

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一日後になってしまいました。
今回は超ローカルなネタなので、興味の無い方は読み飛ばして下さい。

実は昨日、堺市美原町広域行政課題連絡協議会というところが主催していた講演会を覗きに行ってきました。
………案の定、お年寄ばっかりでしたが。
そしてその事を講師の先生も嘆いておられたのですが、考えてみれば、頭の固いお年寄連中ばっかりが発言して、若い者が意見を言うと青二才呼ばわりされるような状況で行きたがる若者なんかいないと思いますね。(この講演会がそのような場であるというわけでは無いのですが)

ちなみに私が何故そんな講演会に参加したのかと言えば、私の住んでいる町がどこに吸収合併されるかに興味があったからです。

平成17年3月に、市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)が期限切れを迎えるので、今、総務省などの関係省庁や都道府県などが盛んに市町村の尻を叩いて回っています。
と言うのも、市町村の合併には最短でも22ヶ月が必要とされるため、最悪でも平成15年の春までには、合併の前段階である合併協議会を設置する必要があるからです。

現に今回の講演会でも盛んに強調されていたのが、合併特例法の下で合併することのメリット(住民税の不均一課税が可能であること、起債条件の緩和など)や合併協議会の設置が必ずしも自動的に合併に向かうもので無いことなどでした。とにかく話をしようという姿勢ですね。

ただ、町民が一番不安に思っている物の一つが、堺市への編入ですね。
堺市にとってのメリットは言うまでもなく政令指定都市への仲間入りですが、特に国の市町村合併支援本部が、大規模合併を行った自治体への政令指定都市への弾力的指定を打ち出してから、よりその傾向が強くなっています。

ただ美原町の中では堺市との合併に拒否反応を示す人が少なからずいるのも事実です。
と言うのも、昭和30年代に南河内郡の西部の町村(登美丘町・日置荘町・北八下村・南八下村)が相次いで堺市編入されたのですが、3,40年たった今でも下水道を始めとする都市基盤が満足に整備されていないという事例があり、現に堺市に近い地区の美原町の住民ほど合併に難色を示しているのが現実だったりします。
それを払拭するには、例えば合併後の該当地域の、優先的な都市基盤の整備計画などの、具体的な青写真を提示する必要があると思いますね。
税収だけが大小路(堺市の中心地)に流れて、美原に何のメリットも無ければ何のために合併するのかわかりませんからね。政令指定都市になって財源の大幅な委譲を受けるのも大事かもしれませんが、それまでに考えないといけないことが山ほどあるのでは無いでしょうか?

まあ、まだどこと合併するかも決まっていないのですが。
ただどこと合併しても住民税は確実に月に千円は上がるので(市になるため)、出来れば恩恵が受けられるところに落ち着きたいものですね。