もう既に報道されている通り、今回の日朝首脳会談で非常にショッキングな事実が明らかになりました。この事実について、私も本当に何を言っていいのかわかりませんし、非常に残念に思っています。
ただ、今回事実が明らかにされたことについて、「何故もっと早く対応出来なかったのか」といった後からいくらでも言えるような批判が例によってなされていますが、今朝の産経朝刊の産経抄には非常に興味を引く記事が載っています。(以下引用)
共産党の不破委員長(当時)の平成12年10月の発言
- 「政府は(拉致の)確たる証拠を示していない」
- 「日本の捜査の実力では袋小路に陥る心配がある」
自民党の中山正暉日朝友好議員連盟会長の平成12年11月の発言
- 「拉致を前提に置くと何も進展しなくなってしまう」
………批判されるのは結構ですが、過去に行なったこう言った問題解決を先送りさせるかの如き発言については、諸先生方からの説明というのは頂けるのでしょうかね?
これについても結果論と言われれば、何も言葉はありませんが、少なくともこれらの発言に口を拭って、小泉総理に対して批判を行なうと言うのは、いささか虫が良すぎるのではないかと思いますね。手法に問題があった部分もあるとは言え、まだ小泉総理は結果を出されているのですから。
批判する「だけ」なら簡単ですね。
問題はこれまでの発言にどう責任を持つかです。
もしその場その場での批判に終始し、過去の発言に知らんぷりを決め込むだけならば、それは責任ある発言とは言えません。
ましてやそんな発言をどこまで信用すればいいのでしょうか?
過去の発言についても説明責任というものが求められているのではないでしょうか。