やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

またぞろ

消費税率の引き上げの議論の下地を着々と作り上げつつありますね、政財官の鉄の三角形は。 まあ財政学上でも言われる格言として、「これまでで最も悪い税金は新しい税金だ」という言葉があるそうですが、新しい税金、あるいは既存の税金の増税に対する抵抗はいつの時代にも大きいものがあります。

ただ、市民の大多数は別に増税だけを毛嫌いしているのでは無いと思います。 市民が求めているのは、公平な税制と目に見える政治家・官僚の経費削減の姿勢、まさしくこの二点だと思うわけです。 もちろん、税の公平性というのは何を基準にするかでも異なってくるもので(例えば、所得を基準にするのか、消費を基準にするのか、それとも資産を基準にするのか)、なるべくこれらを組み合わせて、徴収される側に不公平感の残らない税制が構築される必要があるわけです。

話を戻しますが、今回の論議の中で私が疑問に思うのは、果たして全ての選択肢を踏まえた上での増税なのかということです。 これまでにも様々な歳出削減の動きが進められていますが、ことごとく中途半端に終わっていますし、結果として既得権益を握る勢力を高笑いさせているだけだと私は思えるわけで。まだまだ努力が足りないと思えるわけです。 政治家や官僚たちは何も国の支配者なんかではありません。国民から付託を受けて、税金を社会の利益の増大のために効率良く分配する分配人でしょうし、むしろ国の奉仕者であるはずです。 そのことを忘れて、安易な方向へ走るだけなのならば、失礼ながら政匪・官匪と謗られても仕方が無いと思うわけです。

税金、特に消費に対する税金は、直接的に経済活動に大きな影響を与えます。 数年前の橋本内閣による消費税率の引き上げは、正にその生きた見本でしょう。 その時のように、ただでさえ厳しい日本経済を更なる不景気の底へと突き落とすのか、これからの論議を見守りたいと思います。

さて、今晩から上京します。 明日以降の日記は、月曜日ということで。