やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

またまた本屋訪問

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今日も昼から新刊の捜索にわんだ〜らんど・なかもず店に出かけてきました。
目標はもちろん、風雲児たち〜幕末編〜の第3巻だったのですが、紫堂先生の王国の鍵第1巻がフライング発売されているのも発見してしまったので、それも一緒に購入してしまいました。

で、まずは風雲児たち〜幕末編〜の第3巻から。
表紙はペルリの肖像を背景にして、正装姿の福山侯阿部正弘と西国雄藩の諸侯たち(薩摩侯島津斉彬宇和島伊達宗城筑前黒田長溥・佐賀侯鍋島直正(閑叟))がポーズをとっています。
そして、毎度の推薦文を書いた人物は…………、

………庵野かよ。(笑)

今回はちょうどペリーとプチャーチンによる日本への到達競争が繰り広げられていたのですが、その中でも表紙に出ていた諸侯以外に、坂本龍馬武市半平太などの幕末の大立者も次々に登場していました。
感想については各月の雑誌連載時に書いているので改めては繰り返しませんが、よく幕末期の作品で描写されているようなよくある情景とは一線を画した描き方になっていて、とても興味がわきますね。
それと、今も昔も変わらぬ頑迷固陋な官僚たち。
時代をひたすら守るだけで、時代を創ろうとしない官僚の体質は本当に今も昔も変わらないのかもしれませんね。(汗)

そして、続いては王国の鍵の第1巻。
ちょっと前の日記で、紫堂先生版すてプリと書いた記憶があったのですが、全然違う方向性のお話でしたね。
何でそんな事を私は書いたんだろう、(苦笑)

お話は貴種流離譚ですね。
そして、お待ちかねの紫堂テイストも健在です。
戦乱により否応なく王国の統治という重責を担わされようとしていたアーシャこと王子アスタリオン。
そんな中で繰り広げられる王位継承の争いと「竜人」の暗躍。
よくあるお話と言われればそれまでなのかもしれませんが、わくわくしながら読むことが出来るというのは、たとえよくある話だからと言っても、読む側がそういった物語を求めているからだと思いますね。
まだ始まったばかりでアーシャ自身がどういう生き方を目指すのかがよくわかりませんが、アルスラーン戦記アルスラーンとはまた違った王道を目指す王者像を示して欲しいかなと思います。