やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

I have a dream(私には夢がある)

朝日新聞によると、今月は故マーティン・ルーサー・キング牧師があの歴史上最も有名な演説の一つをしてからちょうど40年になるそうです。

I have a dream that one day on the red hills of Georgia the sons of former slaves and the sons of former slaveowners will be able to sit down together at the table of brotherhood.
I have a dream that one day even the state of Mississippi, a desert state sweltering with the heat of injustice and oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.
I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.

「私には夢がある。いつの日か、ジョージアの赤い丘の上で、かつての奴隷の息子達とかつての奴隷所有者の息子達が、共に仲間として一つのテーブルに座れる日が来ることを。
私には夢がある。いつの日か、不法と圧制と言う名の灼熱の下にある不毛な砂漠のような州であるミシシッピ州でさえも、自由と正義のオアシスとなる日が来ることを。
私には夢がある。いつの日か、私の4人の子供たちが、肌の色ではなく、彼ら自身によって評価される国に住む日が来ることを。」
(筆者註・訳は筆者、大まかに訳しています)

この名演説から40年。
確かに故キング牧師の「夢」が実現したものもありますし、息子のマーティン・ルーサー・キング3世が言うように実現していない「夢」もまだまだあります。
ただ、この40年の公民権運動の歩みは、ある意味で民主主義の叡知を象徴しているではないかと私は思っています。
力に訴えるのでは無く、時間をかけて筋道を立てて世論に訴えていく。
確かに時間はかかりますが、これらを続けることで、この小さな水の流れはやがて合わさって大河となり、世界を動かしていくはずです。
そして、これが歴史のダイナミズムというものではないかと私は思うのです。

この世の中にはユートピアなんてものはありえません。
あるのは、人々の不断の努力でもって創られるより良い社会だけだろうと思います。
もし、現状の社会に不満があるのなら、時間をかけても戦うべきだろうと思います、腕力や武器の力ではなくして。
特に民主主義の世の中では、市民は法を作り、法を解釈し、そして法を守る権利があります。
そして、法を批判する権利も。
ただ、唯々諾々と法を守るだけでは、そこからは何も生まれることはありません。
法に不満があるならば、その不公正を改正すべく、身近なところから行動を起こすべきなのではないかと思います。
かつてのキング牧師たちのように。
そして、今もなお、不公正と戦っている多くの英雄たちのように。