やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

前向きに働く人が報われるシステムが構築されない限り閉塞感は続くでしょう

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一見リスクが無い正社員でも、待っているのは絶えず背後を脅かされるリストラという恐怖はあるでしょう。
最近の若者の保守化は、失敗すれば敗者となって社会の底辺へ追いやられるという恐怖感の裏返しであろうと思います。終身雇用制のデメリットである労働市場の非流動性が温存されたまま、労働者層の格差が形成されているために、自ずと敗者復活戦にさえ参加することが出来ない労働者層が多くなりつつあるのではないかと考えます。この辺は労働市場に関する統計を詳しく調べる必要はあると思いますが。
必要なのは失敗した人々に敗者復活戦へと参加するための仕組みを構築することと、これまで企業が担ってきた技術などを習得する場の構築であろうかなとは思います。まあ、特に後者は企業が必要とする労働者の技術をリサーチすることが大前提ですが。
ただ、消費者への保護を優先する現政権下では実現は難しいかなとは思いますけどね。