やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

池上彰が読む「イスラム」世界

最近の中近東、特にIS関係の記事を読んだり見ていたりする内に、そもそもイスラム教とは何か?と疑問を持ったため、表題の本を読んでみました。

結論から言えば、とても分かりやすくコンパクトにまとめられていました。
ISが話題になる以前の出版なので、IS自体の直接の記述はありませんが、イスラム教とは何か、今とイスラエルアラブ諸国との対立の遠因、イランとサウジアラビアの対立の原因、そして、イスラム原理主義とその過激派との違いなど、現代の中近東を巡る問題の根本が割と理解出来たように思います。
若干記述が古いですが、イスラム世界を理解するものとしては格好の入門書だと思います。

現在の歴史的な事件の背景には、これまでの歴史の積み重ねがあります。そして、歴史もまた、時の社会や人の営みによって刻まれてきました。
社会や人が主人公であるならば、そこに影響を与えているものの一つである宗教についても知っておいて損は無いと思います。
宗教と聞くと、大なり小なりアレルギー反応を起こす人も少なくは無いとは思いますが、宗教について無知であれば、逆にカルトにつけ込まれる隙を与えることになるかもしれません。
教養として学ぶぐらいは、やっておいても良いのではないかと思いますね。