やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

大阪都構想はひとまず幻で終わりましたが

スポンサーリンク

トピック「大阪都構想」について

かなりの接戦でしたが、ひとまず大阪都構想は幻で終わりました。
正直、残念です。
現状維持の圧力や変化への恐れが勝ったというところでしょうか。

不満があるとすれば、先日の日記でも書きましたが、大阪府民800万人に利害がある大阪都構想が、200万人の大阪市民によって決められて幕が下されたという点ですね。
せめて、大阪府民として自分自身で票を投じて納得がしたかったです。
大阪は大阪市民だけの占有物ではありませんしね。

また、これまでよりも行政サービスが悪化するという風説が流されたのも残念でした。
この行政サービスの悪化は、今の大阪市の枠組みの中でも予算が無ければ十分に起こり得る話なんですよね。
橋下市長は大阪都構想は5年後あたりから効果が出ると話しておられましたが、同じ5年後に、今のままの大阪市がどうなっているかが楽しみです。
特に大阪市のままでこそ維持出来るはずの行政サービスが低下した時に、既成政党四党はどのような発言をするのかを楽しみにしたいと思います。

ですが、これで終わったわけでは無いと思います。
新しいものへ挑戦するリスクを承知で賛成票を投じた70万近い大阪市民がおられますし、特に橋下市政下で無料パスの一部負担などを求められながらも賛成票を投じたお年寄りも少なからずいらっしゃいました。
大阪の将来に対する危機感を持つ人が、少なからずいるという証左でもあると思います。

残念ながら、橋下市長は政界からの引退を表明されましたが、ここまで作り上げられたものがそのまま捨てられるのも勿体無い話だと思いますしね。
これらが、なんらかの形で未来へと繋がらないかなとは個人的に思います。

私は、大阪で生まれて大阪で育ち、大阪で学んで大阪で就職し、そして、大阪で所帯を持ちここまで来ました。
この大阪の地がとても大好きなので、おそらくは人生の終焉もこの大阪の地で迎えるとは思っています。
だからこそ、一歩でも大阪には前に向かって進んで欲しいと思うんですよね。
我が国の他の地では経験出来ないことを、これからもこの大阪の地で経験して行きたいと思います。