やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

ロボットに仕事を奪われるという話は昔から言われてきましたが

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別にロボットに限らず、オートメーション化や情報処理能力の向上などで、これまでにも仕事を奪われた事例というのは枚挙に暇がなかったのではないかと思います。
また、産業構造の変化でこれまでに職を失った労働者も多かったはずです。石炭産業や繊維産業などは良い例なのではないでしょうか。

一方で、運輸業のように逆に人手不足に陥っている業種もあります。インターネットの普及でネット小売業が急成長していった結果、貨物の小口化が進み、物流量が増加したことが影響していると思われます。
(参考文献:物流をめぐる状況について国土交通省資料))

これらのことから考えれば、将来的には、ロボットなどに仕事を奪われるというよりは、我が国の労働市場のミスマッチにより、短期的に失業者が増える可能性の方が高いと思います。
もともと我が国の労働市場は硬直化していますし、特に介護サービスなどで顕著ですが、労働者の需要が高い割には賃金が低く抑えられている業種もありますしね。
この業種ごとに硬直化している労働市場流動性を高めること、それがロボット云々以前に我が国の労働市場における一番の課題であろうと思いますね。