兵庫県公館を見物した後は、そのまま北上して相楽園へ。
ゴールデンウィークでツツジの季節なので、人がとても多かったです。
旧小寺家厩舎。
この相楽園は、もともと神戸市11代目市長の小寺謙吉の父で三田藩士であった小寺泰次郎の本邸で、昭和16年に神戸市が譲り受けたものです。
小寺泰次郎は主君であった三田藩主九鬼隆義や、同じ三田藩士であった白洲退蔵(白洲次郎の祖父)とともに、神戸で事業を営み、神戸の発展に寄与した人物としても知られています。
こちらは旧ハッサム住宅。
もともとは北野の異人館街に建っていましたが、昭和36年に現在の場所に移築されました。
手前にある煙突は、平成7年に起きた阪神・淡路大震災の際に屋根から落下したもので、震災の記録として住宅の前に展示されています。
日本庭園もツツジが満開でした。
奥にある建物は船屋形と呼ばれているもので、もともとは姫路藩で使われていた川御座船の屋形部分です。
紆余曲折を経て、今はこの場所に移築されています。
日本庭園内に茶室がありました。
浣心亭と言うそうです。
もともとは、はなれだったそうですが、戦災で焼失した後、戦後に茶室として建築されたものだそうです。
時々、お茶会が催されています。