3連休ということで、1日ぐらいはどこかに出かけようと思い、近鉄の古代ロマン 飛鳥 日帰りきっぷを使って奈良県の明日香村に行って来ました。
この切符は、発着駅を大阪各地の近鉄の駅から選べる上に、フリー区間が広いので、飛鳥エリアだけではなく橿原や桜井周辺の散策にも便利に利用できます。
ただ、今回は明日香村周辺の散策に絞って使ってみました。
キトラ古墳から高松塚古墳へ
飛鳥駅前で自転車を借り、早速キトラ古墳へ向かいました。
古墳はきれいに整備されていました。
30分ほどして、四神の館が開館したので入ってみると、ちょうど石室の壁画に描かれた星々の図や四神の図の実物を見る機会があり参加しました。
星々の図は星が金で彩られていて、とても鮮やかだったです。
その後、自転車を走らせて高松塚古墳へ。
こちらは残念ながら石室内を見ることはできませんでした。
しかし、隣接する高松塚壁画館で石室内のレプリカが展示されていて、石室内の雰囲気は楽しめました。
亀石と石舞台古墳
高松塚古墳からは天武・持統天皇陵を経て、飛鳥見物では定番の亀石へ。
飛鳥は小学校の時の遠足や母校のセミナーハウスがあった関係で何回かは訪れていますが、この亀石はその頃から全然変わっていませんね。
亀石が西を向くと、奈良盆地が水害に見舞われるという伝承があるそうですが、少しは動いているんでしょうかねえ?
石舞台古墳に到着した頃にはお昼になっていました。
自転車は快適ですが、意外に明日香村は高低差があるので、運動不足の中年に坂道はきつかったです。
レンタル料金は割高ですが、近鉄の日帰り切符にレンタサイクルの割引チケットも付いていますので、散策するなら電動自転車をお勧めします。
飛鳥寺と甘樫丘
石舞台古墳から北上して飛鳥寺へ。
奥には、大化の改新で暗殺された、あの蘇我入鹿のものと伝えられる首塚があります。
この飛鳥寺は、中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足の出会いの場としても有名なところですね。
飛鳥寺から中臣鎌足の生誕地も近かったですし、非常に狭いエリアで古代の我が国の政治が行われていたことに、少しギャップを覚えました。
飛鳥寺から蘇我氏の本拠があった甘樫丘へ。
甘樫丘の展望台からは、飛鳥ののどかな風景や大和三山を眺めることができました。
蘇我氏一族もこのようにして眺めていたのでしょうか?
再び飛鳥駅へ
もう夕方になっていたので、甘樫丘から飛鳥駅に向かう途中で鬼の
小学校の遠足の時に聞いた鬼の伝説が強く印象に残っていたのですが、元々は古墳の石室だったそうです。
1,000年以上も風雨に耐えて残っていることが凄いと思いました。
ようやく飛鳥駅に到着。
駅前では祭囃子が賑やかでした。
そういえば、大阪でもこの三が日は祭礼を行なうところが多いですね。
天気がとても良かったので、一日中、古代の歴史に触れながらサイクリングを楽しむことができました。
時間の関係で行けなかった所も多かったですが、家からは割に近いので、また次のサイクリングで行ってみようと思います。
今度は春の桜の開花時がいいかななどと思っています。