近鉄大阪上本町駅の西南、大阪市営地下鉄谷町九丁目駅の南に、いくたまさんの愛称で知られる生國魂神社があります。
記録に残るだけでも1,200年以上の歴史を有する古社ですが、江戸時代には井原西鶴の万句興行や上方落語の始祖とされる初代米沢彦八の辻咄の舞台になるなど、芸能にゆかりの深い神社でもあります。
近松門左衛門の曽根崎心中の舞台の一つとしても有名ですね。
今回、1月7日の人日の節句(七草の節句)に合わせて若菜卯杖祭が開催されていると聞いたので参詣してきました。
生國魂神社の本殿。
正面の鳥居はサントリーの創業者鳥井信治郎氏が昭和32年に寄進したものです。
大阪の寺社仏閣を散策していると、大阪財界の実力者が寄進したものを多く見ることができます。
本殿に隣接する参集殿で、お茶と七草粥が振舞われていました。
実はこちらか本命。
お茶席は目の前で裏千家の方にお茶を立ててもらえる本格的なものでした。
ただ、久しぶりのお茶席だったので、作法を忘れてまごまこしてしまいました。
お茶の後に七草粥をいただきました。
当然ながらあっさりしていて美味しく頂けました。
有料でしたが、お茶も楽しめたので良い体験をさせてもらいました。
来年もまた行こうと思います。