「オール大阪」の成果
かなり厳しい見方が出ていたので不安でしたが、無事に大阪に決まったので良かったです。
これで2001年の大阪オリンピック誘致のトラウマから脱却できたでしょう。
大阪で増加しているインバウンド需要に、更に弾みがつくと思います。
誘致に成功した最大の理由は、大阪府と大阪市双方が連携し、「オール大阪」で誘致活動に当たることができたからですね。
司令塔を一本化することで活動に方向性ができ、大阪府、大阪市双方の人材を活用できたことや、地元経済界や国を巻き込むことも容易になりましたし。
ロシアのエカテリンブルク、アゼルバイジャンのバクー、ともに強力なライバルだったので、一致団結して誘致活動に当たり成功したのは、大阪にとって非常に幸運なことだったと思います。
徹底的に「金儲け」を狙ってもいいと思います
早速、万博に対する異論も出ていますが。
万博の今後の進め方については、日本総研が昨年の11月30日に発表した提言「夢洲における万博・IRの概要と課題について」(PDF)が参考になるでしょう。
IR誘致と合わせての提言ですが、万博単体で見てもハノーバー万博の失敗から学んで成功した愛知万博の取り組みについてなど、2025年大阪万博を進める上で有効な知見が多く盛り込まれています。
健康や長寿に関する最先端技術に興味がない人は少ないでしょうし、エンターテイメント性を加味してアピールできれば、今度の万博に行ってみたいと考える人は多いと思います。
そもそも大阪には吉本興業というエンターテイメントに長けた企業がありますし、1970年大阪万博の時のように若い世代の感性を取り入れることができれば面白いものができるのではないかと期待しています。
「金が欲しいだけ」
確かにお金は欲しいですね。
お金があれば、これからの若い世代に対する投資を更に進めることができますし。
まあ、一部のご老体たちにとっては、将来への投資よりも自分たちに入ってくる利益を守ることが大切なのでしょう。