吉本興業自体が大手企業ですし、NHKや国、地方公共団体との仕事が増えているので、コンプライアンス(法令遵守)には特に気を配らないといけませんしね。
虚偽の申告もありましたし、厳しく対処しなければいけないのは当然でしょう。
もともとの経緯で、興業と反社会的勢力とは繋がりが深い時期があったのは事実ですが、だからこそ断ち切らないといけませんね。
ただ、このような事態が起きた根本には、若手芸人の「貧すれば鈍す」という部分が発端だったのではないかとも個人的には思います。
売れるまではアルバイトもしなければならない環境下で、そこそこ良いギャラが提示されれば、飛びつく若手もいるのかもしれません。
もっとも、今回謹慎処分になった人々は、それなりに稼ぐ人たちなのでこのような同情はかえって甘いのかもしれませんが。
ただ、ビジネスモデルと言いますか興行の体制そのものは変革する時期に来ていると傍目から見ても思いますね。
一攫千金を狙う若手を低賃金で使い興業の利益を上げるスタイルは、本体は安泰かもしれませんが、いずれは今回のようなリスクを負うことにも繋がりません。
芸人の使い方をもう少し考える時期に来ているのではないでしょうか?