やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

2019年参議院議員通常選挙について

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選挙結果について

投票率が低かったので、あまり劇的なことは起こらないとは思っていましたが、2、3の例外を除けばその通りでした。
与党は過半数を確保したものの、自民党単独過半数は維持出来ず、改憲に必要な3分の2も確保できませんでした。
一方、野党は立憲民主党日本維新の会などを除き、議席数を増やせませんでした。特に野党五党は一人区で統一候補を立てたという事情はあるのでしょうが、これからも与党、とりわけ自民党一強の状況は続くと思います。
野党各党の命運は、今後の国会論戦でどこまで与党と「政策で」対峙できるかにかかっていると思います。

維新の存在感が少しずつ増している感が

ただその中で、日本維新の会議席数、比例区の得票数共にあの共産党を抜いて参議院で野党第3党になったのは驚きでした。鈴木宗男氏や音喜多駿氏など東京でも名が知られた候補を立てたという理由はあるでしょうが、大阪選挙区では1位、2位当選を果たしたことを考えると、少なくとも地道に大阪で成果を上げてきたことや維新の首長や地方議員を増やしてきた成果が出ていると思われます。

大阪で維新が強いのは、これまで長い間他の既成政党が大阪のためにイニシアチブをとって何かをしようとする姿勢が感じられなかったことや、逆に何かを行おうとすると猛反対するという印象を持たれているところが1番大きいと思います。
大阪ですらほとんど何もしないのに国政で何ができるのかという懐疑の目がこの大阪選挙区での結果に現れていると思いますね。

維新については、関西以外の著名人頼みの選挙戦や一部所属議員の素行をどうコントロールしていくかが今後の党勢拡大の鍵になると思います。

れいわ新選組について

今回、台風の目としてSNS上やメディアで取り上げられたれいわ新選組については、今後の動向次第だと思っています。
新鮮さに注目されるのは当たり前だと思いますが、これまで何度も失望が繰り返された新党結成の歴史を考えると、今後について個人的にはどうしても懐疑的な目で見ざるを得ないですね。
まあ、来年には衆議院の任期も終わりますし、そこでどこまで票を増やせるか次第だと思います。

まとめ

得票を増やした政党、逆に減らした政党、いずれの政党もそのことを踏まえて今後どのように動くかが重要なのは論を待たないと思います。
特に野党については公約の実現はかなり困難を極めるとは思いますが、そのために国会でどのように行動していくか、そこはしっかりと見ていきたいと思いますね。