やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

署名のデータを使い回しにするという発想が理解できません

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そもそも契約は法的には口頭でも可能ですが、後から言った言わないになることを防ぐために書面で契約を結ぶことが一般的です。
特に金融機関では命の次に大切なお金を取り扱っているので、契約書の条文も量も非常に多くなります。

また、契約書への署名についても、以前は法人の場合は記名捺印、個人の場合は署名捺印というところが一般的でしたが、意思確認という意味合いでは署名だけでもいいのではという話になり、署名だけで済ませるところも増えています。

この2点から考えると、なぜ署名のデータを使い回しにしているのかという疑問に繋がります。
契約の条文も量も多いので、勧誘する側は自ずと詳細な説明を顧客にしなければなりません。また、その説明に納得して契約するという意思表示として、最終的に顧客は署名するわけです。
意思表示はその場限りですから、そもそもデータの使い回しをする必要性は発生しないはずなんですけどね。
もっとも、署名の筆跡を鑑定するデータとして署名艦を提出するということであればまだ分かりますが、それでも断りなり説明は必要だと思います。

このような使い回しを防ぐためにも、データのコピーなどがシステム上できないようにすべきだと思います。
利便性は失われるでしょうが、不正が横行するよりははるかにマシだと思いますね。