やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

やねしんの読書録

新九郎、奔る! 第8巻

表紙は顔も性格も濃い駿河守護今川義忠。 新九郎が表紙を飾らないのは初めてではないでしょうか?長らく続いた応仁の乱も、文明5(1473)年の西軍の総帥山名宗全と東軍の総帥細川勝元の相次ぐ死によって転機を迎えます。 そして、いよいよ勝元の嫡男聡明丸(…

みなもと太郎氏死去

歴史ギャグ漫画「風雲児たち」の作者、みなもと太郎氏が亡くなりました。 コミック乱での休載が長引いていたので一抹の不安があったのですが、その不安が現実のものになってしまいました。漫画「風雲児たち」は私の歴史好きの原点となった作品の一つです。 …

峰宗太郎・山中浩之「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」

以前、河野太郎ワクチン担当大臣が3月にブログで勧めていた本ですが、今月ようやく読んでみました。 ウイルス免疫学を専門とする峰宗太郎氏と日経ビジネスの山中浩之氏の対談形式となっていて、内容としては、新型コロナウイルスとは何か、PCR検査とは何か、…

紫堂恭子先生の「辺境警備」は今でも読み返しますね

今週のお題「一気読みした漫画」一気読みをした漫画となると、そもそも読み始めた時点でそれなりの巻数が発刊されていることが前提条件になります。 たいていは、連載開始後まもなくに評判を聞いて読みはじめることが多かったので、個人的にはある程度巻数が…

人の褌で相撲を取る輩は退治されるべきですが

上記の記事でも指摘されていますが、今回の裁判で追徴金が課せられたのは注目すべきところだと思います。 仮に自己破産の申し立てを行っても追徴金からは逃れられませんし。 こう言った人の褌で相撲を取る輩に対しては、懲役などよりも財産刑の方がより効果…

昭和天皇物語 第8巻と海帝 第8巻

昭和天皇物語と海帝の第8巻が発売されたので、早速購入して読んでみました。 昭和天皇物語 第8巻 今回は、満洲某重大事件こと張作霖爆殺事件の事後処理から満州事変の勃発まで。 様々な事件が発生する中で、個人の感情と君主の責務との間で揺れ動く若き昭和…

新九郎、奔る! 第7巻

新九郎、奔る! 第7巻 新九郎、奔る! の第7巻が発刊されたので、早速購入して読んでみました。 新九郎の姉、伊都が嫁いだ駿河の今川家の描写もあり、いよいよ新九郎の生涯と縁が深い東国の描写が増えていく感じです。 京と東荏原とを行き来する新九郎 初恋…

昭和天皇物語 第7巻と海帝 第6巻・第7巻

いずれも昨年発売されていましたが、昨年秋からは帰宅してはすぐに爆睡するという日々ばかりでしたので、全然読めていませんでした。 ようやく読むことが出来たので少し感想を書いてみたいと思います。 昭和天皇物語 第7巻 いよいよ昭和天皇とタカの夫である…

新九郎、奔る! 第5巻・第6巻

久々にゆうきまさみ先生の「新九郎、奔る!」の感想を。 荏原編からビッグコミックスピリッツの隔週連載に移籍したので、新刊発刊のスピードが早くなっていますね。 新九郎、奔る! 第5巻 領主名代として東荏原で日々奮闘する新九郎。 命を狙われたり、周囲…

久しぶりに久米田先生の作品を読みたくなってきました

この10年近くは漫画を読む量が減っていたので、全然久米田先生の作品を読んでなかったなと。 さよなら絶望先生も途中までしか読んでませんでしたし。 このインタビューは、久米田先生の独特な考え方がよく分かり、とても興味深く読ませてもらいました。久米…

きまぐれオレンジ⭐︎ロードは夢中になって読んだ作品の一つでした

きまぐれオレンジ⭐︎ロードは高校時代に夢中になって読んでいました。 週刊少年ジャンプは、時代と共に様々な名作を世に送り出していますが、個人的にはあの頃が黄金時代の一つだったのではないかと思っています。この作品の中では、ヒロインの鮎川まどかとい…

ネタバレがどこまで楽しみを減らすかはストーリー次第かなと

『新九郎、奔る!』の人物紹介欄にネタバレ感を覚える、という意見があって、実は僕自身も「うん、そうだよね」という気分があったりする。「のちの伊勢宗瑞(北条早雲)である」を入れるか入れないかの議論は第1話の開始時からあって、僕は入れなくてもいい…

出口治明氏著「哲学と宗教全史」読了

以前からあった「哲学」と「宗教」への興味 昨年刊行されて評判になっていた本ですが、ようやく読み終えました。 手に取った理由は、以前から哲学と宗教というものに興味を持っていたからです。哲学はともかく、宗教に興味があると言えば、いささか胡散臭い…

新九郎、奔る! 第4巻と昭和天皇物語 第5巻・第6巻

久々に「新九郎、奔る!」の新巻が出たので早速購入。 また、昭和天皇物語の5巻と6巻も併せて購入してみました。 新九郎、奔る! 第4巻 舞台は備中伊勢氏の本貫である備中荏原郷へ。 父盛定の名代として荏原郷へ赴く新九郎。 従う家臣は、荒川又次郎、在竹三…

海帝第5巻読了

このご時世、休日は買い物以外の外出がままならず、ほとんど自宅で過ごしています。 また、空いた時間をFP(ファイナンシャルプランナー)の受検勉強に充てようと考えていたのですが、今度はその検定も中止になってしまいました。そこで積んでいる書籍やコミ…

風雲児たち幕末編 第33巻

風雲児たち 幕末編(33巻)posted with ヨメレバみなもと太郎 リイド社 2020年01月27日 楽天ブックスで購入楽天koboで購入Amazonで購入Kindleで購入7netで購入 大老井伊直弼の横死後、学習院(京都学習院)を根城にする過激な攘夷派公家や薩・長・土諸藩の思…

新九郎、奔る! 第2巻・第3巻

積読状態だった新九郎、奔る! 第3巻をようやく読みました。 そう言えば、第2巻の感想を書いていなかったのを今更のように思い出しましたので、併せて書いてみました。 新九郎、奔る! 第2巻 新九郎、奔る!(2)posted with ヨメレバゆうき まさみ 小学館 2…

海帝第3巻、第4巻読了

遅くなりましたが、ようやく星野先生の「海帝」第3巻と第4巻を購入して読んでみました。 当初よりは航海がゆっくりと進んでいますが、その分、並行して鄭和の生い立ちが語られていて、ありがちな宦官像とは異なる鄭和の為人がよく分かる展開になっています…

半沢直樹 II エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード〜

昨晩放送されていたので観てみました。 前回の放送から6年以上経ちましたが、半沢直樹はやはり半沢直樹ですね。 最後のドンデン返しにはスカッとさせてもらいました。 半沢直樹IIの本放送は春からのようですが、今度は堺雅人さんも本格的に出て来るので今か…

オマージュこそが我が国で漫画などの文化が大きく発展した基盤ですね

お互いに切磋琢磨することでより良い作品が出来るのだろうと思います。 コミックやアニメに限らないですが、どのアーティストもまずは模倣から始めますし、尊敬するアーティストの作品なら尚更でしょう。 模倣で小金を稼ごうとする志の低い人はともかく、過…

感情を基準にするとまとまるものもまとまらないとは思いますね

結局、不快という感情から出てくる意見なので、そこで白黒をつけるのはまず難しいでしょうし、永遠に平行線をたどるだけだと思います。 お互いに「自分が正しい」と思っているわけですし。特に公共の場では、様々な価値観を持つ人々が見るわけですから、時間…

これは面白そうなサービスですね

これは面白そうなサービスですね。 という訳で、試しに貼り付けてみることにしました。 .alu-embed-iframe-oSmbkqcvN6KPVl2Ht1Lt { width: 464px; height: 344px; } @media screen and (max-width: 480px) { .alu-embed-iframe-oSmbkqcvN6KPVl2Ht1Lt { width…

どちらのベクトルから見てもクオリティが高いですね

ネタも本気で取り組んだ上でクオリティの高いものが出来れば称賛されるものだと思いました。 特にネット上でコスプレの画像を見ていると、画像そのものの補正はあったとしても、本気でやっているかどうかは素人の目からも見ればわかるような気はします。まあ…

確かに「兵糧攻め」が一番効果的だろうと思います

確かに「兵糧攻め」が一番効果的だろうと思います。 恥ずかしい話ですが、「無料」というものに後先考えず飛びつく消費者が一定数いるのは事実ですしね。 アクセス制限もインターネットにはそぐわないでしょうし、資金源を断つということが最も現実的な対応…

昭和天皇物語 第3巻・第4巻

昭和天皇物語(3)posted with ヨメレバ能條 純一/半藤 一利 小学館 2018年11月30日 楽天ブックスで購入楽天koboで購入Amazonで購入Kindleで購入7netで購入 昭和天皇物語の続巻をしばらく読んでいなかったのでまとめ読みしました。 まず第3巻は久邇宮良子女…

モンキー・パンチ先生、死去

実は20年近く前に大阪ビジネスパークで開催されたMacのイベントに行った際に、実際にモンキー・パンチ先生にお目にかかったことがありました。 その頃からMacでイラストを描かれていて、ルパン三世の作者というよりは、とても先進的な漫画家の先生だなあと…

海帝第1巻、第2巻読了

歴史の呼び声さんの記事で、星野先生があの鄭和を題材にした作品を描いていると知りました。 宗像教授異考録の連載終了とともにビックコミックから離れていたので、再び星野先生が歴史物の連載を始めていたことをようやく知った次第で。星野先生が鄭和という…

作品そのものに面白さがあったからでしょう

SFだから面白い、歴史ものだから面白いということではなく、「あ〜る」や「パトレイバー」だから面白かったということだと思います。 今なら「新九郎、奔る!」ですね。 ジャンルは興味を持つ入り口にはなると思いますが、ジャンルそのものは面白さを保証…

高橋先生はコミカルな作品でこそ真骨頂を発揮していると思います

うる星やつら以来様々な作品に親しんでいたので、国際的な舞台で認められたのは一読者として嬉しいなと思います。 個人的にはエンターテインメントとして面白く読んでいたのですが、受賞理由を見てみるとそういう見方もあるのかといった感じです。高橋先生の…

近江商人の「三方よし」という言葉を思い出します

確かにコミックも法律によって国会図書館への納本が義務付けられていますからね。 営利との兼ね合いをどうするかなどハードルは高いと思いますが、実現すれば、更にコミックのレパートリーが増えますし、非常に期待できる取り組みだと思います。赤松先生のマ…