やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

歴史

2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放送開始

昨日から、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送が始まりました。 大河ドラマとしては「新選組!」「真田丸」に続く三谷幸喜氏の脚本ということで非常に期待していましたが、期待の斜め上を行くスタートで、俄然これからも楽しみになりました。 苦労…

太平洋戦争80年・特集ドラマ「倫敦ノ山本五十六」

個人的にテレビドラマはあまり見ませんが、大河ドラマなどNHKのドラマは別ですね。 今回は昨年末に放送された「倫敦ノ山本五十六」をようやく見ました。このドラマは山本五十六海軍少将(後の元帥海軍大将、連合艦隊司令長官)を主役として、1934年(昭和9年…

2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」完結

今年の大河ドラマ「青天を衝け」が、先日の日曜日、ついに完結しました。 昭和初期までが映像化されるということで、特に後半は近代大河のジンクスについての不安がずっと拭えなかったのですが、結局は杞憂でした。 これまでの大河ドラマの王道とは一線を画…

確かに「軍事独裁政権」ですね

この見方は意表をつかれました。 確かに征夷大将軍を頂点とする武家政権は、海外から見れば「軍事独裁政権」に見えるでしょうね。 天皇という君主が国を治めるのではなく、征夷大将軍という最高位の「軍人」が国を治めていたわけですから。 我が国の戦国時代…

本渡章著「古地図でたどる大阪24区の履歴書」

5月に刊行された書籍ですが、ようやく読了。 現在の大阪市の行政区の増減を通じて、大阪市の発展の歴史が記述されたものですが、各行政区の特色や歴史も割と詳細に記載されていて、私的好奇心をくすぐる書籍でした。 イラストや古地図などの過去の地図なども…

歴史には様々な視点があって良いと思います

「明治維新は薩長によるテロだった」と言い切るのも歴史に対する一つの視点だと個人的には思います。 そもそも歴史の見方に正解はありませんしね。 あるのは史実を見た人々それぞれの感想のみだと思います。個人的には司馬史観が間違っていると断じるつもりは…

今も有効な「勅令」

件の人は文字通り晩節を汚したなとは思いました。それはともかく。 この記事で個人的に興味を引いたのは、勲章褫奪令なる「勅令」が今もなお有効である事実でした。 この「勅令」とは、旧憲法(大日本帝国憲法)第9条で定められていた法形式で、現在でも現行…

正倉院展でもこのような形で遺された古文書を見ましたね

昔の紙は貴重だったので、裏面を再利用することが多かったようです。 そのおかげで当時の世相を知る裏面の記録が現代まで遺されたと。 正倉院展でそのような経緯で遺された奈良時代の古文書を見ましたので、他の時代でも同様の事が行われていたのかと今回の…

新九郎、奔る! 第8巻

表紙は顔も性格も濃い駿河守護今川義忠。 新九郎が表紙を飾らないのは初めてではないでしょうか?長らく続いた応仁の乱も、文明5(1473)年の西軍の総帥山名宗全と東軍の総帥細川勝元の相次ぐ死によって転機を迎えます。 そして、いよいよ勝元の嫡男聡明丸(…

100名城の旅・その43〜一乗谷城

今回の福井・石川の旅で100名城は、一乗谷城こと一乗谷朝倉氏遺跡だけ行って来ました。 丸岡城や七尾城は近くを通ったのですが、時間の都合で城跡には行けず、今回は断念。 北陸方面はよく旅行に出かけるので、また後日訪ねようと思います。 To Instagram一…

北陸乗り放題きっぷの旅2021・3日目(最終日)

ホテルフジタ福井のステーキ丼 To Instagramこの3日間、宿泊はホテルフジタ福井でお世話になりました。 朝食は他のホテルと同様にバイキングでしたが、1日1食限定ながらステーキ丼が提供されていました。 熱々のご飯に焼きたてのステーキが乗ったもので、と…

京都大原を散策してきました・2021年夏

そろそろコロナ禍も落ち着きつつあったので、久しぶりに京都の寺社見物をしようと思い立ったのですが、さすがに京都市中心部はまだ避けようと言うことで、今回は京都市郊外の大原へ行ってきました。 京都大原と言えば、デューク・エイセスさんのこの「女ひと…

半藤一利著「昭和史(1926-1945)」

今さらながら半藤一利氏の「昭和史(1926-1945)」を読んでみました。 もともと日本のいちばん長い日を読んだ後に腰を落ち着けて読もうと思っていたのですが、ずるずると後回しにしている内にようやく今になって読み始めた次第で。 案の定、もっと早く読むべ…

2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」

今年2月から放送開始のNHK大河ドラマ「青天を衝け」 この日記では感想を全く書いていませんでしたが、事前の予想よりは面白いストーリー展開で、毎週欠かさず観ています。 特に今回の「恩人暗殺」は、上記の記事でも触れられているように草彅剛さんの徳川慶…

昭和天皇物語 第8巻と海帝 第8巻

昭和天皇物語と海帝の第8巻が発売されたので、早速購入して読んでみました。 昭和天皇物語 第8巻 今回は、満洲某重大事件こと張作霖爆殺事件の事後処理から満州事変の勃発まで。 様々な事件が発生する中で、個人の感情と君主の責務との間で揺れ動く若き昭和…

新九郎、奔る! 第7巻

新九郎、奔る! 第7巻 新九郎、奔る! の第7巻が発刊されたので、早速購入して読んでみました。 新九郎の姉、伊都が嫁いだ駿河の今川家の描写もあり、いよいよ新九郎の生涯と縁が深い東国の描写が増えていく感じです。 京と東荏原とを行き来する新九郎 初恋…

打算であっても道理があったからこそ今も伝わっているのでしょう

上記記事のタイトルを見て「おや?」と思ったのですが、記事の内容はオーソドックスなものでした。 確かに生き馬の目を抜く戦国時代の話ですから、義だけで一国の戦国大名が動いたとは思えないんですよね。 越後一国を統一し、一時はあの北条氏康を小田原城…

当時の大坂と一休さんとの関わりは初耳でした

この日経の関西タイムラインの記事は、結構、知的好奇心をかき立てられるのでいつも読んでいます。 今回は、あの「一休さん」こと一休宗純の話でした。京で活躍した禅僧のイメージがあった一休宗純ですが、大坂で活動していた話は初耳でした。 彼自身が住持…

和歌山の栄枯盛衰に見る近世以来の物流の変化について

江戸時代の物流は海運が中心でしたので、「天下の台所」大坂から見ると紀淡海峡の出口に当たる和歌山は、明石海峡の出口に当たる姫路と並んで戦略的な要衝として徳川幕府から重要視されたのは想像に難くないと思います。(もっとも姫路は山陽道などの陸の要…

昭和天皇物語 第7巻と海帝 第6巻・第7巻

いずれも昨年発売されていましたが、昨年秋からは帰宅してはすぐに爆睡するという日々ばかりでしたので、全然読めていませんでした。 ようやく読むことが出来たので少し感想を書いてみたいと思います。 昭和天皇物語 第7巻 いよいよ昭和天皇とタカの夫である…

墾田永年私財法って何事かと思っていました

今月に入ってから、NHKニュースの渋谷スクランブル交差点の映像で、この看板がひときわ目立っていたのでとても気になっていました。 明治のヨーグルトの宣伝だったんですね。白地に赤い文字というものも目立つのですが、何と言っても「墾田永年私財法」とい…

半藤一利先生を悼む

半藤一利先生が今月亡くなられました。私が半藤先生を知ったのは、あの「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日」でした。 以前にこの日記でも書きましたが、私の祖父は終戦5日前の8月10日にフィリピンのブラカン州で戦死していて、子供の頃はなぜもっと早…

新九郎、奔る! 第5巻・第6巻

久々にゆうきまさみ先生の「新九郎、奔る!」の感想を。 荏原編からビッグコミックスピリッツの隔週連載に移籍したので、新刊発刊のスピードが早くなっていますね。 新九郎、奔る! 第5巻 領主名代として東荏原で日々奮闘する新九郎。 命を狙われたり、周囲…

実現したこと自体が凄いと思いました

Twitterのアカウント「特務機関NERV」(@UN_NERV)は災害速報などをツイートするアカウントで、デザインはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のパロディになっていますが、まさかそのアニメに登場する声優さんを引っ張って来るとは思ってもみませんでした。 …

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」10月感想

今月初めに書こうと思っていたのですが、旅行などで延び延びになっていました。 もう11月も終わりですが、先月分の「麒麟がくる」の感想を書いてみたいと思います。 第二十六回 三淵の奸計(かんけい) 守護としてのプライドは高く、足利義昭元服時に烏帽子…

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主要キャストが出揃ったようです

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主要キャストが出揃ったようです。個人的には大泉洋さん扮する源頼朝に大いに期待しています。さぞ盛大にぼやく頼朝が随所で見られるかなと。後、菅田将暉さんの源義経、中村獅童さんの梶原景時、栗原英雄さんの大江広元…

100名城の旅・その42〜広島城

今回の旅では、愛媛県の3つの城だけに行く予定だったのですが、広島駅で新幹線に乗り換える際に時間が空いたので、急遽広島城へも行くことにしました。広島城は広島駅から西に行ったところにあります。 広島と言えば路面電車なので、今回は広島駅前から路面…

100名城の旅・その41〜大洲城

愛媛県の100名城巡り、今回最後の城は伊予大洲にある大洲城です。 まずは、松山駅からJRで伊予大洲駅へ。伊予大洲駅からは徒歩で大洲城に向かいました。 およそ30分ぐらいですね。 駅からは南に歩いて肘川を渡ったところにあります。To Instagram大洲城につ…

100名城の旅・その40〜湯築城

松山城の次は、同じ松山市内にある湯築城跡へ。 城跡は道後温泉街に隣接した道後公園内にあります。 伊予鉄道の路面電車で道後温泉行きに乗り、道後温泉駅の一つ手前の道後公園駅で下車すると、そばに入口があります。To Instagram西口から入りました。 入口…

100名城の旅・その39〜松山城

久しぶりに100名城の旅にも行ってきました。 今回は愛媛県内の城を歴訪してきました。 まずは松山城へ。松山城は松山市街の中心にあり、周囲を伊予鉄道の路面電車が走っています。 JR松山駅から道後温泉行きに乗り、大街道停留所で下車すると北に歩いた所に…