やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

今日のプロジェクトX・アンコール

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…とても感動しました。
状況・技術・人材、どれをとっても他社に遅れをとっている中で、しかも先さえも見えない中で、夢だけを持ち続けてひたすら開発に邁進していった、高野鎮雄事業部長をはじめとする当時のビクターのビデオ事業部の方々。そのお一人お一人の努力、規格を独占して短期的な利益をあげるよりも、広く規格を公開することでより良い製品を作ろうとする姿勢、これらがVHSを世界規格に押し上げました。
そう言えば、私の家にホームビデオが入ってきたのが小学校2年生の時でした。そのホームビデオもビクター製のVHSでした。そしてそのビデオは、さしたる修理もせずに高校生の時まで使用することが出来ました。今にして思えば、やはりあの当時の家電製品は少し値段は高かったですが、品質はピカ一だったように思います。そしてそのような製品を作り上げた方々の努力には、本当に感歎の念を禁じえません。
確かに夢だけでは何も出来ないのかもしれません。ですが、まず夢を持つことこそが人生をより良く過ごすことへの第一歩であると私は考えます。
夢を夢想として片付けるのではなく、夢を糧にして、これからの人生を前向きに生きていく。なかなか難しいかもしれません。でも、どんな状況下においてもこの考え方は絶対に必要になってくると、今の時代を眺めている中で、私は感じるのです。