先日の日記の中で、その時点でまだ犯人が確定していないにも拘わらず、特定の勢力を犯人として取り上げるような書き込みをしてしまいました。
テロに対する怒りが背景にあったとは言え、著しく公正さを欠く書き込みでしたね。ここに深くお詫び申し上げます。
ところで本日の朝日や日経の夕刊でも取り上げられているのですが、今回のテロ事件に関連して、アメリカ国内のイスラム教徒に対して排斥の動きが起きつつある模様です。
確かに先日も書いた通り、今回のテロ行為は正に糾弾されてしかるべき行為であり、このテロによって犠牲となった多くの人々の遺族の心情も理解出来ます。
しかしこのテロ行為と一般のイスラム教徒とは何ら拘わりがありませんし、これらの一連の排斥行為が容易に宗教間での反目や憎悪に繋がりかねず、私はこれらが互いにエスカレートすることに非常に危惧を抱いています。
悪しきテロリズムを排除することとレッテルを張り付けて排斥することは全然異なった行為です。その点、私たちにも冷静な対応といったものが求められるのかもしれません。