やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

リシュリュー枢機卿

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日曜版の日経で楽しみにしているものの一つに、「リシュリュー宰相の条件」という連載記事があります。

リシュリュー枢機卿(Richelieu,Armand Emmanuel du Plessis,duc de)は、デュマの小説「三銃士」の敵役としても有名ですが、歴史的にはルイ13世治下の宰相として内政・外交に辣腕をふるった政治家であり、後の後継者マザラン枢機卿と共にフランスの絶対王政を確立した人物として有名です。世界史の授業の時に、ドイツ三十年戦争の末期に介入した人物として覚えておられる方も多いかもしれません。

話を戻しまして。
この「リシュリュー宰相の条件」を読んでいて意外だったのは、リシュリューが最初から国王ルイ13世の信任を受けていたわけでは無かったことですね。むしろ何度も辛酸を嘗めていたようです。相当しぶとい人間だったようですね。
まあ、そうでなければ、長年に亘って宰相として辣腕は振るえなかったでしょうが。

この連載は、三銃士に出てくる陰険じじいとはまた別のリシュリュー像が浮かび上がって結構興味がそそられます。
週一回の連載で、やっと宰相になったところなので、しばらくは楽しめそうです。