えーと、へんてこさんのところで小切手の話題が出ていたので、ちょっとお話をば。
一般に違う金融機関や同じ金融機関でも違う支店が発行した小切手は、入金されてもすぐには現金にはなりません。だいたいは入金日も含めて最低でも3日かかります。
最低と言うのは、同じ手形交換所の地域にある金融機関あるいは支店での入金の場合で(例えば、大阪手形交換所の地域とは大阪府下一円のことを指します)、その場合は受け入れた金融機関の支店が持ち出すのに1日、発行した金融機関の支店に着くのに1日、そして決済(小切手の代金が当座から支払われること)してその資金がもとの金融機関の支店に届くのに1日といったようになります。ちなみに更に遠方になるともっと日にちがかかるわけです。
ところがその日数を短縮する方法が2つあります。
1つは受け取った小切手を発行した金融機関の支店の口座に入金する方法と、もう1つがへんてこさんがされたように発行した金融機関の支店に直接に小切手を持ち込んで換金する方法です。
ただ前者の場合は、口座を開設してすぐにその手の小切手を入金するのは通常断られるはずですし、後者の場合は、横線(線引とも言う、小切手によく押されている、二本線の中に「銀行渡り」だとか「Bank」だとかの文言が入っている印(単に二本線だけの時もある))が入っている場合は小切手の裏に振出人(小切手を切った人)の印鑑等がなければ換金に応じてもらえません。
多分、へんてこさんの場合、先方さんは翌日に入金すればいいとでも思っていらっしゃったのでしょう。(でも、その通りに入金しても依頼返却をかけられるとか不渡りになるとかという笑えない話もあるんですが)
ですが、この間の日経の記事に出てた通り、この手形(小切手)交換制度が見直しになるという話もありますので、ゆくゆくは小切手自体も変わっていくのだろうと思います。どのようになるのかは、正確な話がまだ来ていないので何とも言えないのですけどね。