さて、一年がかりで見てきたカレイドスターも残すはあと二回。
憧れの人であり、時には厳しい先輩であり、そして時にはパートナーとなったレイラさんとの主役をかけた対決。
とうとう、ここまで来たなという感じです。
対決と言いながらも、二人とも実に生き生きとした演技をしていますね。
今回の話は、最初からずっと徐々にテンションが上がっていくという印象を受けました。
音楽に例えるならラヴェルのボレロでしょうか。
ただひたすらにクライマックスに向かっていく、そんな印象ですね。
そしてクライマックス。
このシーンを見てると、そらは戦いに勝とうとしたのでは無くて、彼女自身を観客にさらけ出したんだと思いました。
誰かを超克するのでは無くて、そこにいる全ての観客を包み込もうとする意志。
それがそらが目指した「争いの無いステージ」の一つの形態であるのかもしれませんね。
そして、託されるバトン。
いよいよ全ての舞台は整ったようです。
来週はいよいよ大団円。
どんな素晴らしいラストステージが待っているか、今から本当に楽しみです。