やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

「正論」が「正論」として通る世の中

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昨日の日経のオピニオン欄に、横浜市長中田宏氏のインタビューが掲載されていたので読んでみました。
お題は捕鯨問題。横浜市長と言う肩書と捕鯨問題が結びつかなくて不思議に感じたのですが、前職の衆議院議員時代に国際捕鯨委員会に参加した事がある話が出ていて納得。
インタビューでは、鯨の保護が結果として魚類の生態系を破壊し、貴重な漁業資源の枯渇を招くという趣旨の意見が述べられていて(魚類の食物連鎖の最上位にいる鯨が年間に捕食する魚類の量が、全世界の年間の総水揚げ高に匹敵すると推定されていると言う話は初耳でした)、そのために計画的な捕鯨の必要性を説かれていて、従来の我が国の食文化を守るための捕鯨と言う主張とは違うアプローチでとても興味が湧きました。
まあ、政治的に目立つ話題でも無いので、いまいち我が国の議員さんたちには関心が薄そうですし、国際捕鯨委員会も反捕鯨国による数の力で言わば独裁的とも言える運営がなされてますからね。
政治的な思惑だけで「正論」が潰される事が無いように頑張って欲しいものです。