今日のマリみて・春は、白薔薇姉妹のなれそめ(違)なお話。
私的には実は大好きなエピソードの一つなので、どんなストーリー展開になるかがとても楽しみだったのですが。
予想通りに前半は志摩子、後半は聖のナレーションで来ましたね。
と言うか、こう言う風にしなければこのエピソード自体が成り立たないですからね。
今野先生の原作でもそうですが、マリみての特色の一つに同じエピソードを違う登場人物の視点から描くというのがありますね。それによって、その一つのエピソードを更に大きく膨らませることも出来ますし。
個々の内面の動きを描くことで、単純に発するセリフだけでその人のイメージが固定されるというマイナス面を最小限に抑えてるという事もあります。
例えば、今回の聖はとても良い例ですね。
もし、後半で聖の心の動きが描かれずに前半のセリフや振る舞いだけしか描かれてなかったとしたら、多分、彼女には自分勝手とかつっけんどんとかいった負の印象しか残らなかったでしょうね。
今回は、時間の都合もあってか少し端折り過ぎかなと感じたところもあったのですが、このエピソードの良いところのほとんどがきっちりと描かれていて見てて楽しかったです。
そして、他人と関わることで人間はここまで変わることが出来るのかとも思いました。
リリアンの