昨日の出勤途上に本屋に立ち寄ると、表題の新刊が出ていたのですぐさまに購入。
通勤の行き帰りと自宅とで一気に読んでしまいました。
この皇国の守護者がどんな作品かについては、以前にも書いたので繰り返しませんが、今回は前回から続く皇都動乱の終結編ということで、お馴染みの戦闘以外にも政治的な駆け引きも展開されていて、私的にはかなり知的好奇心が刺激される内容でした。
それにしても、この作品に出てくる主人公周辺のキャラクターたちは、本当にリアリストばかりですね。形だけ名分を守るだけで、とことん実利を求めて行動する連中ばかりですしね。まあ、戦争を商売にしている限りは、そうでも無ければ生き残れないのかもしれませんが。
で、このまま、主人公の悪魔じみた才幹が如何なく発揮されるだけの物語だったら良かったのですけども。
………ラストにはかなりの衝撃を受けてしまいました。完全に予想外の展開でした。
これで、作品的にはかなり面白い展開になりそうには見えてきたのですが………何だか複雑な気分ですね。