やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

コミック版皇国の守護者

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一昨日に日本橋で表題のコミックを購入していたのですが、今日になって時間が出来たので、一気に読んでしまいました。
このコミックは中央公論新社から刊行されている同名の小説がコミック化されたものなのですが、単独で読んでもなかなか面白かったです。

最初は主人公である新城直衛ののっぺらぼうな顔の描写がちょっと気になったのですが、読み進めるに従って、その顔の方が彼が時折出してくる狂気や屈折した感情、臆病さなどがよりリアルに表れてるんですよね。他のキャラクターの描写も割と良かったですし(特にユーリアとか)、これならば、これから出てくる麗子や冴香などのキャラクターの描写にも期待が持てると思いました。
まあ、まだ皇国の君主である皇主や彼の国を実際に支えている五将家など、この物語のバックボーンがまだまだ描かれ切れてはいないのですが、それはおそらく次の巻で描かれるだろうとは思っています。

ただ、気になる所を挙げるとすれば、その描かれるスピードでしょうか。
しかも連載は月刊ベースのようですし、現在刊行されている所まで追いつくにはかなりの時間がかかるだろうとは思いますね。
もっとも、遅筆な原作小説に対してはその方が却って良いのかもしれませんが。(汗)
何はともあれ、物語を追いかけるには相当な時間を覚悟する必要はありそうです。