沙羅が欠けたままのフタコイ オルタナティブ。
やっぱり三人揃わないと、何となく寂しいですね。
恋太郎にガキと言い放つ霜島。
まあ、確かにガキでしょうね。経済的な充足だけが幸福への道と考える立場からすればね。
確かに金銭は大切ですが、それが将来の自由を制約する程大切なものなのかな?とは思いました。
将来の計画?
たかが二十代の青年がそこまで考えてるならば、それこそ驚異だと思います。
当の本人たちに大切なのは、自分たちが何を幸福であるかと感じる事であって、客観的な他人の幸せの尺度では無いんじゃないでしょうか。最終的に自分たちが幸せだと感じていればそれで良いわけで。(世間との折り合いというのは考える必要はあるとは思いますが)
ただ、それも色々な失敗を繰り返してこそ得ることが出来るものでもありますしね。
本当の大人になるには、ガキである時も必要なんじゃないか。
私はそう思います。
霜島の言葉に逡巡する恋太郎に、再び仕事を依頼する双樹。
それでも迷う恋太郎に、朱雀婆さんが放った一言。
この、完全にいい漢のように描かれていた父親の意外な一面が、愛之助の息子ではなく恋太郎という個人が前面に出て来る鍵になるんじゃないかと思います。
よく、父親みたいになれとか、父親を越えろとか言われる事がありますが、これって本当に無責任な言葉ですし、無理難題を言ってるように思うんですよね。
そもそも、親子であるだけに過ぎない別人を、同じ尺度で計ること自体が、間違いの元なんじゃないかと思うんです。
結局は親を越えるのでは無くて、親を身近で見て育って、やがては自分を確立していくのが本当は大事なんじゃないかと思いますね。
そして、再び烏賊降臨。
いよいよこれまた再びアクションが展開されそうで楽しみです。
ここしばらくのしんみりした展開も、色々と考えさせられて面白かったのですが、やはりフタコイの真骨頂はアクションですしね。今まで溜まっていた分を一気に吐き出してもらいたいです。
ここは、恋太郎の漢っぷりに是非期待したいですね。