やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

企業家の本筋とは?

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ふ〜ん。
フォーブスの長者番付で比較すれば、番付トップの資産500億ドル超の堂々たる大富豪のビルさんと、一方で会社の業績は順調でも資産は33億ドルに過ぎないスティーブさん。
しかも率いる会社は、かたや帝国とまで称される独占的なシェアを誇るマイクロソフトと、iPodで業績は良くなったものの時価総額ではマイクロソフトの4分の1か5分の1でしかないアップル。
この二人を比較して、ジョブズに対して相応の慈善事業をしろってことですか。
どう見ても暴論にしか思えないのは、私の気のせいでしょうかねえ?

慈善事業を全否定するつもりは毛頭ありませんが。
企業家の本筋は、あくまでも経営する企業をいかに魅力あるものにするかに力を注ぐことであって、慈善事業は余裕があればやるものなんじゃないかと思います。
もしくはリタイアした企業家が、余生を利用して自己資産から基金を創設してやるとか。
今でこそ軌道に乗ってはいますが、アップルが存亡の危機から甦ってからまだ10年も経っていませんし、その経営を盤石なものにするために一心不乱に力を注ぐのは、一経営人のジョブズにしてみれば当然の事なんじゃないかと思うんですけどね。
いわゆる、ノーブレス・オブリージ(貴族の義務)というやつですか。
ですが、ジョブズが貴族を気取るのはまだまだ早過ぎると思うんですけどね。