やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

ウィンストン・チャーチル卿の名言

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いわゆる本物の政治家という人種は、民衆の支持を集める力があるが故に言葉遣いが巧みな人が多いのですが、名政治家と呼ばれるレベルになると、それが格言に近い名言として残される場合がよくあります。
中でも、二十世紀を代表する英国の政治家であったウィンストン・チャーチル卿は、まさに数々の名言を残した人として有名ですね。
その卿の名言で私が特に好きなのが、「民主主義は最悪の政体である。 これまで試されたあらゆる政体を別にすれば(It has been said that democracy is the worst form of government except all others that have been tried.)」というものです。
今まで、民主主義についての色々な言葉がありましたが、これほど民主主義について的確に表現した言葉を他には知らないですね。

ただ、そんな名言の宝庫であったがゆえに、卿の名言としてでっち上げられたものも多いようです。
代表的なものとしては、「二十歳までに左翼に傾倒しない者は情熱が足りない。二十歳過ぎても左翼に傾倒している者は知能が足りない」というものがあります。ただ、Wikipediaでも指摘されているように、このようにでっち上げられる事自体が、卿の演説家としての評価の高さの現れなのかなと私も思います。
ですが、誰が言ったかは知りませんが、この左翼についての言葉はうまい言い方だなとは思いました。もっとも、現代社会においては右翼・左翼などという思想の分け方自体が時代遅れではありますけどね。
まあ、どのような思想を持つに限らず、反対する考え方にレッテルを張って中身の無い誹謗中傷を繰り返す単細胞な輩が、やたら目につくのにはいささか辟易(へきえき)してますけどね。
さすがに先に上げたウィンストン・チャーチル卿とまでは言いませんが、せめて批判をするにしてもユーモアを感じさせられるぐらいの余裕が欲しいものですね。