やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

小太りこそ健康の証し

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今朝の日経の「インタビュー領空侵犯」に、「小太りこそ健康の証し」という表題で、最近、世間を賑わしている「メタポリック症候群」について、基準が厳しすぎるのではないかという記事が掲載されていました。

発言者は人間総合科学大学藤田紘一郎教授。
教授曰く、「国内では、BMI(=体格指数ー体重を身長の二乗で割った数値)が24ー25ぐらいの人の寿命が最も長いというデータがあります。米国でも25−29.9の過体重の人々の死亡率が最も低い。つまり、少し太り気味の人が最も長生きという結果です。日本の判定基準(18.5−24.9〜厚生労働省推奨が22−23)だと、この最も元気な人々を病人扱いすることになってしまいかねません」 「健康な人がメタポリック症候群を気にして、抗コレステロール剤を服用したりすると、副作用で死亡率が高まります。本来不要な病院通いが増えますから医療費は減りません」という事だそうです。(以上、文中より引用。カッコ書きは管理人註)
確かにその通りかもしれません。
私の場合は、人よりも痩せている部類に入るのですが(BMI=21)、仕事をする上でも非常に疲れるんですよね。やっぱり日頃、元気な活動を維持するにはある程度の体重が必要になってくるんじゃないかと思っています。
まあ、政府がこれだけ推奨基準を低くしているのは、低くすることで無理矢理に生活習慣病の発生を抑え込もうという意図も感じられないわけではないのですが、太り過ぎはもちろん、痩せ過ぎにも様々な弊害があるわけですし、結果として社会保障費の減少に繋がらないとしたら、正に本末転倒だと思います。

そして、藤田教授のもうひと言に「私はウエスト93センチ。でも、たくさん食べないことには元気が出ない」という言葉もありました。
結局は、美味しい物を無理に我慢してストレスを溜めるよりも、美味しい物をたくさん食べて元気に生きる方が、よっぽど健康に生きれるんじゃないでしょうか。病は気からとも言いますし。
下手に食を制限されて気分が悪くなるよりも、好きなだけ食べてる方が何百倍もマシだと個人的には思いました。