やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

利上げを一番歓迎しないのは、おそらくは政府でしょう

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日銀、0.25%の利上げ決定・8対1の多数で
NIKKEI NETより。

我が国の低金利と投機筋が主人公の円安劇に幕を引くには、早急な利上げが急務なのですが………。
国債の利回りの上昇が避けられない政府としては、何としても先延ばしをしたいというのは切実な願いであるとも思います。たとえ0.25%の上昇と言えども、国債残高600兆円で見てみれば、最大で年間1兆5000億円の利払い負担の増加を意味するわけですし。
もちろん上記の数字は、残高から単純に計算しただけですが。
少しの金利上昇でも国の財政に少なからぬ負担を強いるのは、ここからもよく解ると思います。

ここで思うのは、どうして国家レベルで資産売却による負債圧縮が実現出来ないのかというところなんですが。
企業レベルでは、有利子負債の圧縮による利子負担の軽減は当たり前の行動なんですけどね。
まあ、国家レベルでの複式簿記の実現さえなされていない現状では、如何ともしがたいのかもしれませんけどね。