やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

著作利権という名の特権を擁する貴族階級が創設されるのでしょうか?

スポンサーリンク

なぜ70年も保護されなければならないのでしょうか?
まあ、著作者の死後に不安定な境遇に陥るであろう妻子を保護する為の仕組みだという主張もあるようですが、死後70年と言えば、どう考えても孫や曾孫の時代ではないですか。
そのような世代にまで不労所得をばらまかないといけないほど、尊重されなければならないものなのでしょうか?
著作権がもたらす経済的権益とやらは。

まあ百歩譲って、遺族らが著作者の遺作などを保護するための費用がかかるというならば、何も遺族に任せずに公共団体や文化施設などに任せて代金を徴収する方が、比較級としては公共性が保たれるんじゃないかと思うんですけどね。あくまでも軽く考えてですが。
で、もしもこのような延長論議エスカレートすれば、何の努力もせずに相続によって経済的権益を得る子孫たちが数多く出てくるわけですよね。
そうなれば、前近代的な貴族階級の形成と何ら変わることがないのではないでしょうか?
確かに著作物が著作権によって保護されるという考え方は必要なことだとは思います。
ですが、その事と著作にはなんら関わっていない人たちにまで不労所得を保障することとが本当に同義なのか、納得の出来る説明を是非して頂きたいと思いますけどね。