やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

優れたモノ・コト・ヒトを積み上げていくことの是非

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おそらくは、一つ一つの優れた技術や機能を積み重ねれば良い製品が出来る、あるいは欠点を一つ一つ潰すことで良くなるという日本的な考え方が根底にあって、その悪い面が出ているのだろうと思います。要は全体のグランドデザインを描いて、責任を持って統括する人材が我が国には少ないのかもしれませんね。
何もそれは技術や生産だけに限りません。
経営の世界でも、一人一人の社員が根性を出してやれば会社は良くなるという幻想を未だに持っている人たちが多いんですよね。
顧客が見ているのは、製品の優れた一点の機能や技術ではなくて製品そのものなんですよね。そしてまた、優れた一人の社員を見ているのではなくて会社そのものを見ているわけです。
マネジメントが必要な理由の一つには、これらのこともあるのでは無いでしょうかねえ?