やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

信じたいことを信じるから錯誤が生まれると思います

スポンサーリンク

以前にも書いた記憶があるのですが、自分が考えていたことをマスメディアなどの信頼性の高い他の人が言えば、「まさにその通り!」と考えてしまいますよね。
そこで生まれる自分自身の思考停止が、錯誤を生む温床になるのだと思います。
それは、物事には必ず唯一無二の答えがあると考える人ほど顕著なんだろうと思いますね。

そこに、普段はマスメディアをマスゴミと罵倒しながら、その罵倒したマスメディアの煽動に乗っかってしまうネチズンが絶えない原因があるのかなと思います。
物事には様々な見方があって、多角的に見なければ全体像が浮かび上がりません。また、目の前に浮かび上がっている問題だけを解決しても、問題を深く掘り下げて真の原因を探らない限り、再び別の問題が表面化します。
ドラッカーが「現代の経営」で、問題を解決するには「正しい問題を探し出すことが必要である」と述べていますが、それは経営上の意思決定に限らず、一般的な問題解決にも言えることだと思います。
問題を直接解決しようと行動する前に、なぜその問題が起きたのかということを探求するのは、決して時間の浪費では無いと思うのですが、甘い考えなのでしょうかねえ?