久しぶりに休暇が入ったので、近くの本屋でコミックをまとめ買い。
まずは君のいる町の最新刊。
パワフルそうな姉も現れて、またどたばた調になるのかなと思ったのですが。
柚希がやってきた理由に迫る中で、色々と人間のドロドロとしたものが垣間見えて、正直重苦しい感じでした。
次が、風雲児たち幕末編の6巻から10巻。
ペリーやプチャーチンなど列強各国の使節が鎖国の扉を叩き、これまで主役級を張っていた阿部正弘や江川英龍らが徐々に退場。
一方で、勝海舟や福沢諭吉などが表舞台に出てきます。
この作品で感心するのは、方言に違和感が無いことですね。
以前の大塩平八郎の時も感じたのですが、今回登場した適塾の緒方洪庵と福沢諭吉との会話で用いられた大阪弁が結構自然で、地元の私が読んでも違和感を感じさせませんでした。
また、その適塾絡みと言えば、手塚治虫氏の曾祖父が塾生として出て来るのはみなもと先生ならではかなと思いました。
フィクションが大いに入りまくりですが、幕末史を面白楽しく知るにはうってつけの書物だと思いますね。