やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

TYTANIA-タイタニア- #21 「エスタールの邂逅(かいこう)」

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内憂外患に次々と対応するジュスラン。
テュランジアの時は際立った才幹を見せることが無かったジュスランですが、本来の実力を発揮したその迅速な手の打ち様は本当に鮮やかですね。
そして、原作でも実現していないジュスランとファン・ヒューリックとの直接対決。
いやあ、錦織さんの歌を背景にした演出はとても見応えがありました。
まあ、まるで銀河英雄伝説ラインハルト・フォン・ローエングラムヤン・ウェンリーのような感じだったのは、石黒監督の茶目っ気なのかなとは思いましたが。
ファンは相手が得失を冷静に考えるジュスランだったからこそ助かったようなものですね。これがザーリッシュやイドリスだったら、これほど上手くいかなかっただろうと思います。まあ、ザーリッシュやイドリスが、ジュスランのように迅速に対峙出来るかどうかという問題はありますけどね。
ジュスランは自身をタイタニアの体制の中では異端児であるかのように認識しているようですが、タイタニア藩王という立場で見れば、実はタイタニアの王道を歩んでいるのではないかと感じることがあります。藩王アジュマーンのジュスランに対する親疎どちらにも取れるような態度にも、それが現れているのでは無いのでしょうか。
将来のタイタニアの柱石となることへの期待と藩王である自身への脅威となることへの警戒。陰険漫才が続いている上にはっきりとした言葉が藩王から出ていないので何とも言えない部分もあるのですが。
その辺は原作自体が完結しなければ分からないのかもしれませんね。