やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

TYTANIA-タイタニア- #26 「終幕の鎮魂歌(レクイエム)」

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ついに最終回。
予想通りに原作二巻の終わりで幕を閉じました。
ファンとジュスランが直接に顔合わせをするという演出は少し驚きましたが、ファンとジュスランのタイタニアに関する問答で納得しました。
この二人は、根底では同じ方向性を考えているんですよね。ただ、ジュスランは内部からの変革を指向し、ファンは外部からの変革を指向している。この対比は、銀河英雄伝説でのヤンとラインハルトに似たような印象を受けました。
そして、藩王アジュマーンの苦悩。
盛者必衰という言葉は人類社会の営みを的確に表したものだと思います。それに対する恐怖がタイタニア、特に歴代の藩王を支えているという言葉がありましたが、ここでの鍵となるのは変革という言葉なのだろうと思います。
時代に応じて社会は変わって行きます。そして、その変わる社会にどう適応させていくかというのは個人、あるいは国家や企業などといった法人にとっても永遠のテーマなのだろうと思います。 最終回では、タイタニアがどこへ向かうか?という問いへの答えは出ませんでした。
おそらくは田中先生が続きを書いて頂ければ、続編が出て来ると思うので、それに期待したいと思います。