やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

ストックよりもフローで見る必要があるのでは無いでしょうか?

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網野史観歴史学に与えた影響の最たるものは、歴史にも様々な視点があるということだろうと思います。
これは歴史に限らず、人の営み自体が様々な人の思惑によって繰り広げられるものですから、その人の営みに関わるそれぞれの学究分野にも言えることだろうと思います。
人の行動には唯一解が無いのだということを、しっかりと頭に入れておく必要はあるでしょう。

で、そこで企業の話になるわけですが。
正社員での雇用や終身雇用制の維持などといった大企業目線での雇用政策を行なうのならば、行き着く先は企業の固定費の増大です。これでは中小企業はやっていけないでしょうし、労働市場も硬直化します。
固定費の増大によって破綻に追い込まれた事例としては、最近ではゼネラル・モータースを一番に挙げることが出来るでしょう。いくら従業員にとって居心地が良い企業であっても、破綻してしまっては意味がありません。
ここで必要になるのは、労働者が流動化するということを前提とした基盤の構築であろうと思います。
そのためには、企業にとって必要なスキルを学ぶ場の整備や働く意欲を持つ人への最低限の所得保障などをもっと進めていく必要があると思います。
ストックよりはフローの観点から政策を進める必要はあるのでは無いでしょうか?