やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

歴史マンガ二冊

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かなり購入が遅れたのですが、ようやく買ってきました。
まずは、風雲児たち幕末編の第15巻。
無勅許での条約調印、大老井伊直弼による水戸斉昭ら親藩大名への処分、孝明帝の退位騒動、そして、幻に終わった島津斉彬による薩摩藩の出兵。
いよいよ、あの安政の大獄の幕開けです。
読んでいて特に印象に残ったのは、一般的に流布されている強面とは異なる井伊直弼の狼狽ぶりでした。譜代筆頭とは言え、ある程度は皇室や御三家・御三卿などの徳川一門に対する遠慮はあったのだろうかなとは思いました。

そして、宗像教授異考録の第11集。
宗像教授の亡き妻子の話など、非常に重い物語が続いた感じが。
ですが、現代の世情と過去の歴史、そして宗教観などまで取り入れて一つの物語が紡がれていく様は、読んでいてとても深く物事を考えさせられます。
この辺りは、星野先生の真骨頂なのかもしれませんね。