この記事を読んで、かなり大騒ぎになっているのだなと思ったりしていたのですが。
岡田外相の会見記録を読んでみると、全く様相が異なるようですね。
【大臣】
議論の前提として、米側が圧力をかけているとか、そういうことは全くありません。ただ、私(大臣)の政治家としての経験の中で、この問題はしっかりと対応しないと、日米関係で双方に深刻な信頼関係の喪失といいますか、そういうことになりかねないという危機感を持っている訳です。ルース大使との議論も、誰かが見ていたようなことを書いていますが、全くの創作です。もちろん、ルース大使もしっかりと自らの主張を言われましたが、別に顔を真っ赤にするとか、怒鳴り上げるとか、冗談じゃないと思っております。私(大臣)、北沢防衛相、ルース大使と通訳しかいませんから、何を根拠にそのようなことを言っているのかと思います。アーミテージさんは知りませんが、マイケル・グリーンさんは、従来からかなり厳しいことを言っておられることは承知しております。共和党の人間ですから、ある意味当然だと思います。グリーンさんが言っていたのではありませんが、昨日も民主党系の人と議論したときに、やはり米国にもいろいろな人がおり、今の日本の民主党や米国の民主党をいろいろと攻撃し、その関係を悪くすることが望ましいと思っている人もいて、様々な意見が出てくるという話を聞いたところです。日本の政界もそうですが、いろいろな意見があることは当然だと思います。それをどれくらい真に受けるのかという問題だと思います。
【フリーランス 岩上氏】
ルース大使が怒鳴り上げたというのは、誤報だということですか。
【大臣】
(怒鳴り上げたという)そんなことはありません。
以上、記者会見記録から引用させて頂きましたが、岡田外相は真っ向から否定していますね。
ということは、どちらかが言い方は悪いですがウソを言っているということになりますね。
産経側が反論を行うには、どこからソースを持ってきたかを明らかにすることでしょうが、まあ、取材源秘匿は報道の自由の基礎ではありますので、まずは難しいかなと思っています。
しかし………マスコミの報道でさえも疑義を挟む状況が生まれるのならば、正直どの情報を信じていいのかが分からなくなってしまいます。
やはり、複数のソースを当たっていくしか無いのでしょうかねえ?