やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

2009年雑感

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今年は、ある程度分散して休日に少しずつ作業をやっていたせいか、今日は思ったよりもばたばたせずに年末の作業を行なうことが出来ました。
今は、ゆっくりとテレビを見たり、IRCTwitterをだらだらと眺めたりしています。

個人的には、今年は想像以上に試練の年であったように思います。
それは、遅れがちなこの日記の更新にも現れていたかとは思いますが。
一番堪えたのは、自分では色々と知っているつもりだったのですが、多くの思いがけない事態に直面して、改めて自分は何も物事を知らないのだと痛感してしまったことです。
まあこれは、就職してから十年以上、危機感を持たずにだらだらと仕事を続けてきた自分自身の怠惰さから来たものでありますし、遅まきながら来年はスピード感を持って克服していきたいとは考えています。

そして、今年の情勢ですが。
去年とは打って変わって、アメリカと我が国で相次いで政権党が交代するという事態が起こりました。
特に我が国では、いわゆる1955年の保守合同以来、一時期の連立政権を除いては初めての第一党と政権の交代であり、国内外に与えたインパクトは非常に大きいと思っています。
この政権交代の是非については、正直まだ論評するには早いと思っています。あまりにも自民党単独政権の時代が長く、統治機構や官僚制度も自民党が政権与党であることを前提にして存立していたわけですし、それを変革するにはまだまだ時間が必要ではあると思いますし、これからもまだまだ混乱が続くものと思われます。
ですが、民主党の政策の是非はともかくとして、政権党が交代して政局が流動化することは、個人的には良いことだと思っています。
現に、自民党政権の時代のままでは決して表に出てこなかったであろう問題点が、いくつか出てきているようですしね。

そして、国内経済については、リーマンショック以降大打撃を受けた輸出中心産業の不振が、ついに内需中心の産業へも連鎖してきているようにも思えます。
特に小売業や飲食業などにおいては、価格の引き下げなどの動きもあり、かつて我が国を襲った価格競争によるデフレスパイラルが再び進行しそうな状況になっていると思います。
そのような経済状況の中で、民主党はどのような経済政策を取るのか?
民主党マニフェストでは国民への補助が主体になっていますが、果たしてマニフェスト通りの経済政策を取ることが出来るのかが見所だろうと思いますね。

あと、不安な点として考えているのは、来年から施行される貸金業法の総量規制ですね。
デフレの進行もあり、これによって借金の自転車操業が続けられなくなって自己破産などの法的整理に追い込まれる人々が続出しそうなので正直不安です。
法的整理などに追い込まれるのは、多重債務を抱えているからではなくて、資金繰りが止まるからであり、これは企業も個人も変わることがありません。
ましてや、年収が減少している人々も多いでしょうし、来年の後半がさすがに怖くなっています。

とまあ、不安だらけの文章を書いてしまいましたが、そのような中でもせめて前に進むのだけは忘れないでいきたいと思います。
毎年毎年順風満帆な年を生きているわけではありませんし。
むしろ、厳しい年こそ自らを律して頑張っていきたいと思います。

それでは皆さん、良いお年を!