やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

まさにゼロサムゲーム

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もはや、競争相手を叩き潰して限られた市場のパイをより多く分捕ることが目的になっているような気がします。
デフレの状況下ではよくある話なのですが、企業の生き残り戦略があまりにも見え見えで、あまり顧客志向というものが見えないのが残念です。

低価格競争の弊害は、言うまでもなく顧客の選択の幅を狭める事にあると思います。
価格を下げるため、必然的に原価の引き下げで質を落とすか、固定費の削減で付随サービスを減らすという方向に走る傾向があり、それが顧客離れを生めば、正に負のスパイラルへと突き進む事になります。
また、市場から退出する企業も増えるため、必然的に寡占へと向かう傾向もあります。まあ、飲食に関しては結構代替が効きますので(牛丼が気に入らなければ中華などというように)、特定の業種で独占的な存在となったとしても、生き残れるかと言えば、そうとは言い切れない面はありますが。
そろそろ、価格以外でのアプローチで経営戦略を進める企業が出てきてもいいんじゃないかと思うんですけどね。