やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

失敗を咎める風潮があるから社会の活力が失われる

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私も、院内感染イコール不祥事というイメージを持っていたのですが、この記事を読むことで、完璧な防御は不可能であることや、その上で正しい知識を持つことの必要性を強く感じることが出来ました。
我が国の社会の欠点の一つに、「失敗を一切許容しない」というものがあるように感じます。起業でも失敗すれば再び浮かび上がるのは至難の技ですし、厚労省の村木さんの例を挙げるまでも無く、一度犯罪の疑いをかけられたら、それを払拭するには想像以上の困難が伴います。
失敗が許容されなければ、社会はどうしても守りに入ってしまいます。今の我が国に活力が見られないのは、そのような社会の寛容さが失われつつあるからではないかという気がしてなりません。
失敗を赦すということは、新たなチャレンジを生み出すという点と失敗の原因を調べ得るという点で、より良い社会を作る原動力になると思うのですが。目先の恥から目を背けるがために、我が国は実に様々なものを失っているような気がしてならないんですけどね。