やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

低価格指向の限界

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高速バス、31日から新制度 ツアーバスも規制厳しく 国交省
MSN産経ニュース

確かに価格を下げれば顧客は寄ってくるかもしれませんが、何らかの製品やサービスの提供には一定のコストがかかるわけですから、価格を下げれば下げるほど、どこかにしわ寄せが行くのは道理なわけですよね。
これは、何も格安高速バスに限った話ではないと思います。

低価格を売りにすれば顧客が集まって売上数量は増えるかもしれませんが、売上高や収益が向上するかといえば必ずしもそうではありません。
むしろ、無理なコストカットに走った結果、法令違反に伴う政府や自治体の介入などのリーガルリスクの増大や、コストを押し付けられる下請けの倒産、そして、悪評の流出による風評リスクの増大など、長い目で見れば却って業績悪化に繋がりかねない要因が多数潜んでいることがよく分かります。

これらの根底にあるのは、低価格だけが顧客の満足感を与えられるという起業者や多角化を推進する既存業者の思い込みにあるのではないかと思います。
価格だけが顧客の満足感の尺度なのでしょうか?
また、利益が上がるという情報が流れれば一斉に参入するという我が国独特の傾向も問題ではないかと思いますね。
おそらくは、利益が上がっている時点で参入しても遅いでしょうし。

今回の記事は法令違反に伴う規制強化の記事ではありますが、問題の根はもっと深いと思います。