やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

真田丸第27回「不信」

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秀吉と秀次の間の不信の連鎖

拾のために秀次に頑張ってもらいたい秀吉と、その拾の存在のために疑心暗鬼に陥っていく秀次。秀吉の考えがことごとく裏目に出て、両者の間に不信の連鎖が続く様は、観ていて切なかったですね。
信幸・信繁兄弟の叙任の件でそれなりに秀吉の後継者としての判断を示すなど、秀次も決して暗愚ではなかったのですが、秀吉に対する恐れが秀次自身を追い詰めて行ったような気がします。

信幸の不信

一方、信繁の嘆願により兄信幸にも官位が与えられたことに、信幸は弟の余禄をもらったと受け取って激怒します。
信繁にしてみれば、尊敬する兄に官位をという思いがあったわけですが、それが裏目に出てしまいました。
ここで両者の間に不信が芽生えるのかなと思いましたが、これまでにも信幸は信繁の才覚に対するやっかみは言ってましたし、単なる瞬間的な怒りなのだろうと思います。

秀次の出奔

そして、秀保の死に対する秀吉の仕打ちや、伏見城の普請などで不信が頂点に達した秀次は、とうとう聚楽第から出奔。
この秀吉と秀次の行動を見ていると、何とかならなかったのかなと思いますね。
この後、凄惨な秀次事件が発生するわけですが、この両者のやり取りの上で、なぜ秀吉があんな酷い所業に至ったかが気になりますね。