助命嘆願の際の本多忠勝が想定外でした
関ヶ原の戦いで天下の趨勢が決し、真田昌幸・信繁親子は窮地に立たされます。
そこでいよいよ信幸の助命嘆願へ。
舅の本多忠勝がこれに加勢することは知っていたのですが、忠勝が主君の徳川家康にあそこまで言うのは想定外でした。信幸が目を丸くしていましたしね。
それもあってか助命は許されましたが、信幸に条件として出されたのが父からの偏諱の「幸」の字を捨てろというもの。
これに対して信幸は、「幸」から同音の「之」へ諱を変え信之と名乗って意地を見せます。ここまでのお兄さんの行動がとても格好良かったです。
ナレ死で終わらなくて良かった大谷吉継と石田三成
前回、わずか二コマで終わった関ヶ原の戦いでしたが、大谷吉継と石田三成はしっかりと最後のシーンが描かれたので良かったです。信繁が最期を伝え聞いたという形だったのも自然でしたしね。
小早川秀秋がまだ生きている武将の幻影に悩まされるシーンは割に新鮮だったと思います。おそらくは、死んでいった者に対する後悔よりも、まだ生きている者からの報復を恐れている描写なのでしょうが、金吾中納言らしい描写だと思いました。
そして九度山の幽閉生活へ
そして九度山へ配流となった昌幸・信繁親子。
九度山での幽閉生活がどちらで描かれるかが気になります。
先の分からない不安にさいなまされる生活か、それとも山奥ののんびりした生活か。
おそらくは大坂の陣に時間が割かれると思うので、九度山での生活はそれほど長い描写はないと思いますが、楽しみではありますね。