やね日記

或る大阪在住Mac使いの道楽な日々

リスクについて学ぶ努力がこれから必要になるのかもしれませんね

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確かに最悪の事態を想定して行動することは必要だと思います

冒頭の記事について、なるほどと思いながら読ませて頂きました。
特に、我が国の国債がほぼ国内で購入されているからこそ、諸外国に迷惑をかけずに既存の国債を減価できるという話はその通りだと思います。
まあ、国債の減価については、我が国の国債の8割を国内金融機関が保有している現実を考えれば、そうそう乱暴な施策は取れないとは思います。しかし一方で、国内預金を資産課税という名目で「封鎖」し、それを国債の償還財源に充当するということは十分に考えられると思います。徴税という名目であれば、憲法が保障する財産権についてもクリアはしやすいでしょうしね。生存権については議論は分かれるかもしれませんが。
そうなるとタンス預金が増えるという話がありますが、現金の金融機関への預金強制や新円切替がなされれば、結局はタンス預金も紙くずになってしまいますしね。
実際に行なわれるかどうかといった現実味はともかく、国家にはそれが執行できる権力が付与されているという事実は知っておくべきだとは思います。

リスクに気づかない危険性を考える

この預金封鎖の話というものは、確かに現実味に乏しいものなのかもしれません。
しかし、ここで触れたいのは、どのようなものにも様々なリスクが潜んでいるという事実は知っておく必要があるということですね。
我が国では、銀行などの金融機関に預金をしていれば少なくとも資産は目減りしないという考えが長い間続いてきました。しかし、それがこれからもノーリスクを保障するものではないことは認識しておくべきでしょう。特に現代のように、将来への不確実性が高まっている時代にはなおさら考えるべきことだと思います。

リスクについて自発的に学ぶことが必要な時代になったと思います

FXや株式の売買、投資信託などは、一般的にリスクが高いものと考えられています。また、リスクが高いイコール資産が必ず目減りすると考える人も少なくありません。
これは、これまで我が国では資産運用、特にリスクを学ぶ機会が少なかったということと無関係ではないと思います。
リスクに関する知識に乏しいから、リスクそのものを過剰に恐れてしまうのかもしれません。また、口の上手い詐欺師に騙されて全ての資産を失なうなどといったことが起こるのも、リスクについての知識と無縁ではないと思います。
リスクとリターンの関係を冷静に見ることや詐欺に遭わないためにも、少なくとも資産運用についての知識を、できれば学校教育で行なう必要があると思うのは私だけでしょうか。
リスクを知ってそれに対して冷静に対応する方法を学ぶことは、別に資産運用に限らず、一人の人間として生きて行く上では必要な知識だと思うんですけどね。
皆さんは、どう思われるでしょうか?